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2006年5月 1日 (月)

風も たちばなも

  五月です。

風薫る五月、とはよくいわれますが、

かおりだすのはどうやら風ばかりではないようです。

  古今集の中に、

  

    五月待つ  花橘の  香をかげば 

           昔の人の  袖の香ぞする

  

という、よみ人知らずの歌があります。

「五月を待って咲くという花橘(はなたちばな)の香りをかぐと、昔親しかったあのかたの袖の香りが思い起こされることですよ。」

という気持ちを詠んだ歌です。

以来、「花橘」は「昔の人」を思わせるものの象徴となりました。

  先日の4月のライヴの折に、「五月待つ」の歌いだしに誘われて、この歌の話を早々とさせていただきました。

歌としては夏歌に属するので、本来はまさに“五月を待って”ご紹介すべきものでしたが、そんな5月を「花橘」と一緒に待つ4月のあたりから、「思いのつのる月間」に突入?してしまったという感じですね。

  思い出と、嗅覚の記憶とは、深く結びついているもの。

皆さんのもとへは、風が、花橘が、どんな思いを運んでくるでしょう。

         

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コメント

 恭子さんへ

  袖と柚(ユズ)は似てますね。
  後に「香」と続いたから、つい読み間違えちゃった。

投稿: にいたん | 2006年5月 1日 (月) 09:39

にいたんへ

あらま♡素敵。
つい読み間違えてしまわれるほど、
にいたんの「昔の人」は柚(ユズ)の香がしておいでだったということで。。。
いかがでしょか(*^-^*)

投稿: 恭子 | 2006年5月 1日 (月) 11:26

恭子さんへ

現在なら、通りすぎた人のさりげない(つけすぎは×)コロンの香りで、ふっと振り返る瞬間でしょうか。

「香り」の記憶は、いつまでも残っているのですね。

投稿: まさこ | 2006年5月 2日 (火) 10:36

まさこさんへ

ほんとに、「香り」の記憶って残っていますよね。
でも、普段それが思い出せるか、というとそうでもないんですよね。
何かの瞬間に――そうですね、覚えのある香りが通り過ぎたそんな瞬間とかに――誘発されて頭をもたげてきて、そして、ちょっとせつなくなるような、そんな感じですよね。


投稿: 恭子 | 2006年5月 2日 (火) 11:17

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