« 品評会 | トップページ | 「ゆどうふ 五右ヱ門」 »

2006年2月19日 (日)

「雨水」の日に

  今日は実家の法事でした。祖父の二十七回忌と父の七回忌とを一緒にしたので、「こじんまりと」とは言いながらも、叔父叔母も勢ぞろいの集いとなりました。

  初めてお葬式というものに参列したのが祖父の時でした。それ以来ずうっと真言宗のお経を伺ってきたので、長らくそれしか知らずにきました。

ところが、おとなになっていろいろな宗派のご葬儀に参列するうちに、真言宗のお経はとりわけ賑やかなものらしいということに気づき始めました。

とにかく“鳴り物”?の種類が豊富なのです。

2006   まずこれは、木魚…ですよね?

この大きい木魚を、そばにある大太鼓のばちのようなもので叩きます。ここまで大きいと、「ぽくぽくぽく」というよりも「ぼくぼくぼく」という、くぐもったぶ厚い音になります。

時折、ばちの横にある普通のサイズの鉦(かね)もチーンと鳴らします。

2006   これはなんというのでしょう、シンバルのようなもので、使い方もまさにそんなふう。

2枚を、中を合わせるように持ち、すりすりすり合わせたり、シャーン!とぶつけたりします。これは華やかです!

2006   そして、ここぞ!というところで、この大きいほうの鉦をご~~~ん。

  お経はたいてい、2~3人のお坊さんであげられるので、2声、3声のハモリが美しいです。そして、それぞれの役割で、受け持つ“鳴り物”も決まっているようです。

2006 全体の配置は、このような感じです。“鳴り物”類が所狭しと並ぶこの眺めは、なかなか壮観です!

  きちんとしたしきたりも用語も知らないので、さぞや不謹慎な言い方になっていることでしょう。どうぞお許しくださいませね。

  今回、この“シンバル”?の音が登場するたびに、おとなの後列でおチビたちが、「ぷぷぷ、ぷぷぷ。」と吹き出しそうになっては、我慢していました。いったいぜんたい何がおかしいのやら~。

  でも、恥ずかしながら、私たちにも覚えがあるのです。

今年二十七回忌を迎えた祖父の葬儀の時、女ばかり7人の孫たちは上は高校生、下は小学生になったばかりでした。

厳粛な式の最中、一番小さかった従妹が「ねえ、ねえ、なんであそこにハチの巣があるの?」と小声でささやいたのが聞こえてしまったのです。

2006 (ハチの巣??)とみながそうっと前方に目をやると、どうやら従妹が指していたのはこれだとわかりました。

「あれは、ハスだよ、ハス!」と小声で誰かが教えたのがまた聞こえてしまって…。

(このような場で、いけないっ!)と子どもながらに誰もが思いましたので、それから後は、おかしさをなんとかこらえなければと必死でした。そうすると、今度はこらえようとする体の震えが隣へ、隣へと伝わっていってしまって、、、大変な苦しみでした!

  そんなこともありましたので、世代交代した今、おチビたちを「これこれ。」といさめながらも、過ぎた月日を懐かしく、いとおしく思い返してしまうのでした。

  折しも今日は、「雨水(うすい)」。

同じく二十四節気の「立春」と「啓蟄(けいちつ)」にはさまれ、あまり目立たない日ではありますが、雪や氷が解け、温んだ水の音がきこえてきそうな、そんな時候を表しています。

  読経の最中、「お行儀よく!」と一所懸命努めている子どもたちに、笑顔を向けることも許されそうな、おだやかなおだやかな春の日でした。

             

|

« 品評会 | トップページ | 「ゆどうふ 五右ヱ門」 »

コメント

恭子さんへ

家族の元気な顔を見て、おじいさまもお父さまも嬉しかったでしょうね。

>“鳴り物”

なんだか、「サンバ」のリズムが聞こえてきそうだわぁ♪

順番に写真を追っていったら、最後は恭子さんがマラカス持って歌っていた・・・そんなことあるわけないかぁ\(⌒▽⌒)/

投稿: まさこ | 2006年2月22日 (水) 12:29

まさこさんへ

いやはや、お恥ずかしい。。。
今や仏様の二人は「どうしてお前らはそーなのか…」と、相も変らぬ情けなさにさめざめと涙していたかもしれないです(^△^;

いや、それとも、「わしらは歳とらんのに、あいつらは老けたな…」とか勝手なことをささやきあっていたかもです( ̄▽ ̄;

そう!わたしの音楽活動の原点は、真言宗の鳴り物にあり!!\(^O\)(/O^)/
あわわわ。。。お寺様、ごめんなさいっ(> <)

投稿: 恭子 | 2006年2月22日 (水) 13:15

 恭子さんへ

  >音楽活動の原点は、真言宗の鳴り物にあり!!

  ……なるほど~φ(.. )

投稿: にいたん | 2006年2月22日 (水) 17:44

にいたんへ

再びあわわわ。。。!
思いもがけないところを読まれてましたー!\(^O\)(/O^)/

そーなのです!
そして、デュエットへの開眼は、真言宗の2声での読経にあり!です。
とゆーわけですから、にいたん、どうぞよろしく( ̄v ̄)ふぉっふぉっふぉっ

投稿: 恭子 | 2006年2月23日 (木) 01:55

恭子さんへ

>デュエットへの開眼は、真言宗の2声での読経にあり!

ほほぉ・・・次回ライブの時のチェックどころですかな?

お坊さま2人以上での読経は「呼吸」のあわせ方にすばらしいものを感じます。

投稿: まさこ | 2006年2月23日 (木) 09:05

まさこさんへ

次回ライヴ…?!
おおおぉぉぉ。。。のんびりしてないで、さくさく準備を進めないといけませんね( ̄o ̄; ガンバラネバ☆

あの、お2人以上での読経は、みごとですね、本当に美しい…。
どちらかを中心に、どちらかが添える心持ちでなさっておいでなのでしょうが、遅れることなく、乱れることなく、ぴたっと重なっていくのですよね。伺う度に、聴き惚れてしまいます。

投稿: 恭子 | 2006年2月23日 (木) 09:20

 恭子さんへ

  いつのまにか、新曲でコーラスの練習をしなくちゃいけない雰囲気になってますね~。
  それもお経を覚えなくちゃいけないのか~、え、違うって?(^^;

投稿: にいたん | 2006年2月26日 (日) 10:08

にいたんへ

ようこそ~♪
またもや思いもがけないところを読まれてしまいました\(^O\)(/O^)/
まだまったくの No Idea です。
急がねばっ!

投稿: 恭子 | 2006年2月26日 (日) 22:16

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/117167/8763008

この記事へのトラックバック一覧です: 「雨水」の日に:

« 品評会 | トップページ | 「ゆどうふ 五右ヱ門」 »