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2005年9月 7日 (水)

祝☆古今・新古今

kinen-kitte  切手には全く詳しくないのですが、郵便局に行く度、きれいな記念切手などをチェックして、普段の郵便物に使うのは大好きです。

  今日は、この9月1日に発売になった、「古今和歌集奏覧1100年記念・新古今和歌集奏覧800年記念」という切手を見つけてきました!!

(だれだれ?誰が使われてるのっ?)とよく見れば、向かって左、古今和歌集(以下、古今集)のほうでは小野小町。向かって右、新古今和歌集(以下、新古今集)のほうでは藤原定家。新古今集の藤原定家は、撰者だからわかるとしても、古今集は小野小町かあ…。「美人は得よねっ( ̄∧ ̄)」という、ほかの多くの女流歌人の声が聞こえてきそうです ((((((; ^o^)こわあ~

  

  まず、その人選に問題なきほう(笑)の藤原定家のほうから。横には、彼の歌も添えられています。

  見渡せば花も紅葉もなかりけり

         浦の苫屋の秋の夕暮れ

こちらは、新古今集・巻四・秋上の中の、秋の夕暮れを詠んだ「三夕(さんせき)の歌」といわれる三首の名歌の一つです。ほかの二首の作者は、寂連、西行です。

  小野小町のほうに添えられている歌はこちらです。

  花の色はうつりにけりないたづらに

       わが身世にふるながめせしまに

古今集・巻二・春下に収められているものです。

  この歌は、百人一首にも収められているので、大変に有名な歌ですが、古今集の中からぜひ皆様に~とくに、恋する女性たちに~ご紹介したい小野小町の歌があります。

  古今集・巻十二・恋二の中の「夢三首」と呼ばれている歌です。

   

  思ひつつ寝(ぬ)ればや人の見えつらむ

          夢と知りせばさめざらましを

  あの人のことを思いながら寝たので、あの人が夢に出てきたのでしょうか。もしも夢だとわかっていたら、目を覚まさないでおりましたものを…。

   

  うたた寝に恋しき人を見てしより

          夢てふものは頼みそめてき

  うたた寝で恋しいあの人の夢を見てからというもの、夢などというあてにならないようなものを頼りにし始めてしまいました…。

   

  いとせめて恋しき時はむばたまの

          夜の衣を返してぞ着る

  たいへんにひどくあの人が恋しくてたまらない時は、寝間着を裏返しに着て寝てみるのです。(そのおまじないが効いて、あの人の夢を見られるかもしれませんから…。)

   

この切手シートは、とっておきたい分と使いたい分とは別に買って来なくてはいけなかった~失敗、失敗!売り切れる前にまた行かなくちゃ~(o__)o結局もったいなくて使えないのですよね!

ほかにも、2年前に出たドン・ガバチョのとか、いろいろとってありま~すヽ(*´▽`*)ノ

  

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コメント

恭子さんへ

あ~っ、高校生の時のあの苦い思い出が・・・!Σ( ̄□ ̄|||)
 
「見渡せば花も紅葉もなかりけり
         浦の苫屋の秋の夕暮れ」

これ、古文の小テストで「裏の苫屋」と書いたアホは私です。
こういうのって、一生忘れないですね。
先生に、「気持ちはわかるが・・・」つづけて「歌を覚えるときは、その場面を想像しながら覚えると面白いよ」って言われたことがありました。確かに、歌をきちんと読んでいれば、こんな間違えはしないでしょうね。この先生、恋の歌になると、解説をしながら頬を赤く染めていました。(⌒-⌒)
おかげで、書いてあることに対しての想像力はたくましくなったものの、それからも時々とんでもない回答をしつづけたのは、言うまでもありません!Σ(×_×;)

同級生に「古文の女王」って言われていたのがいましたが、あの当時は彼女が別に羨ましいとは思わなかったけど、この頃はこういう歌が理解できる女性は素敵だなぁと思うようになりました。
せっかく恭子さんのブログに遊びに来るようになったのだから、私もちょっと理解できるようにがんばろ!

投稿: まさこ | 2005年9月 7日 (水) 16:32

まさこさんへ
>あ~っ、高校生の時のあの苦い思い出が…
わかります、わかります。
私こそ、思い出せない、いえ、思い出したくないほどハズカシイ失敗を繰り返してまいりました~(m- -)m
>こういうのって、一生忘れないですね
それならば、まさに間違えた甲斐があったというものではありませんか~!!
「浦」だろうが「裏」だろうが、結果としてそんなに深く印象に残してもらえたら、作者冥利につきますよ~。
定家もよろこんでいるでしょう(^人^)←おーい、あんた定家のなんなのさー、ですね(笑)
  古文って、言葉の意味や言い回しさえ理解できれば、最終的には、昔も今も変わらない普遍的な人間の真実のような部分に思いが到りますよね。
そして、しみじみしたり、きゅんとしたり、感激!したり…その瞬間がとっても好きなんです~いいですよね~ヽ(*´▽`*)ノ

投稿: 恭子 | 2005年9月 8日 (木) 02:56

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