« 「春の雪」 | トップページ | 秋分 »

2005年9月22日 (木)

古道具?

  暑さ寒さも彼岸まで、とはよく言ったもので、すっかり秋を感じさせる過ごしやすい日が続いております。

  気候がよくなると、谷中散策に、また人が多く出てみえるようになります。実家の古い商売道具なども――私にとっては見慣れたものでも――通りを行き交う人々の目をひくようで、実家の者たちはよく「写真を撮っていいか」と尋ねられたり、説明を求められたりするようです。先日は「映画のセットに」と言われ、道具や機械一式、群馬のほうまで何日か持ち出され、また戻ってきました~(^-^)

sumikiri_to_hakari   こちらは炭切り機と、。右の小さい秤は今も使用しておりますが、中央の大きい秤と左の炭切り機はもうほとんど使う機会がありません。区の教育委員会の方が資料として引き取って下さろうと下見にみえたことがありましたが、あまりに重く、運搬の手段などで行き詰まり、保留になっています。

  この夏、古い木造倉庫を解体した折に、引き取られていったものも多いんですよ。

  「たどん」――昔の燃料ですが、お聞きになったことありますか?テニスボールより少~し大きいくらいの、真っ黒のお団子のようなものです。それを、私の小さい頃などは実家で製造もしていました。(私もよく手伝いました。泥んこ遊びみたいで面白かった!!)そのための道具や機械がいろいろととってありましたが、それはずいぶん人気があり?、だいぶもらわれていきました。

  たとえば、手で軽く丸めたたどん●を、きれいな球体にするために入れてがしゃがしゃと揺らす機械のトレー部分などは、「飾り棚になりそう」と、飲食店の方が気に入ってお持ちになったようです。たどん●を入れる古びた金属のカプセル状のものが、20マスくらい木枠の中に並んでいるので、壁に縦に取り付けでもすれば、確かにレトロなショーケースになりそうです。写真を撮っておけなかったのが残念です。

ishiusu

  こちらは、石うす。やはりたどん●作りに使いました。炭を中に入れ、上から杵や棒でたたいたりついたりして、たどんの素になる粉を作るのに使った物です。

  これは、「鉢カバーに」と引き取り手が決まっているそうです。ただとてつもなく重いので、「男手を何人か連れていつか取りにいく」と言われているそうです(笑)。

  石うすの鉢カバーかあ~。「おしゃれ!」と目をつけていただいても、重いのが難点というところ。石うすはその重さゆえに役に立ってきたものなのですけれどね (^o^;

   

  猿蟹の 世には名うての 石のうす

    

|
|

« 「春の雪」 | トップページ | 秋分 »

コメント

恭子さんへ

ご実家は炭屋さんですか?「たどん」って、あんかの中に1個いれて、使うやつですよね。中学生の時まで家に火鉢があって、冬の夜には、その火鉢の小さくなった炭の間に「たどん」を入れて火をつけ、あんかに入れて使った記憶があります。
冬の夜、火鉢の炭火が小さくなった頃に「たどん」を家族の人数分入れて火をつけ、あんかに入れてもらいました。
そのうちに家の近所の炭屋さんが店じまいをし、燃料を手に入れることが多少困難になったためか、火鉢は物置にしまわれてしまいました。
お餅焼いたり、お芋焼いたり、みかんをあぶったり・・・
冬は火鉢があると結構、便利だったんだけどな。


投稿: まさこ | 2005年9月23日 (金) 11:30

 恭子さんへ
  錆び方がゴキゲンなあじわいです(^^)

  昔、近所の商店街に燃料屋さんがありまして、よくそこからレンタンを買っていました。
  上の真ん中あたりに、火種用の燃えやすいモノがあった気がするな~。
  それ専用の七厘とかも実家にあったのに、いつの間にかなくなっちゃたな。

  

投稿: にいたん | 2005年9月23日 (金) 12:32

まさこさんへ
そうなんです。炭屋なのです(^o^)
  
>あんかの中に1個いれて…
  
あんかに使っておいでだったのは、おそらく「豆炭(まめたん)」だと思います v(^-^) たどんは大人のゲンコツくらいはある球体●のもの、豆炭は、そうですねえ、袋で売っているロックアイスの中の標準的な大きさの氷とおんなじくらいの大きさで、8面の三角形からできているころころっ◆としたものです。今度実家で見つけたら写真アップしますね。
  
>冬の夜、火鉢の炭火が小さくなった頃に「たどん」を家族の人数分入れて火をつけ、あんかに入れてもらいました。
  
うわあ~うちでもやっておりましたっけ。食べる仕度も、寝床に入るための仕度も、ゆっくりゆっくり時間をかけていた頃。懐かしいですねえ~ヽ(*´▽`*)ノ
  
>お餅焼いたり、お芋焼いたり、みかんをあぶったり・・・
冬は火鉢があると結構、便利だったんだけどな。

ほんとですねえ。いつも鉄瓶なんかがかかっていて、お湯が静かに沸いていて、湯気がぽぽぽ。。。っと上っていたりね。
みかんをあぶるってどうやるのですか?外の皮ごと?むいてから?いい香りがたちそうですねえ。で、香りのためでなくて、食べちゃうの?興味津々(☆人☆)


投稿: 恭子 | 2005年9月23日 (金) 15:45

にいたんへ
  
>錆び方がゴキゲンなあじわいです(^^)
  
でしょでしょ??倉庫解体の時、廃棄されそうになったのを私が泣く泣く引きとめ…たのはいいのですが、その後、“どーすんのよ”状態になってます(笑)
  レンタンですかあ~ヽ(*´▽`*)ノ
  
>上の真ん中あたりに、火種用の燃えやすいモノがあった気がするな~。
  
それはおそらくマッチ1本でも火をおこしやすくできていた、「スーパー~」とか「ワンタッチ~」などという名のついたレンタンだったのでしょう v(^-^)
七厘LOVERは今でもいらして、「煮物は七厘でことこと」というお料理屋さんもおいでですし、実家は時折秋刀魚を焼いてると思います。だいじょぶなんだろ―か、あの煙… (^△^;


投稿: 恭子 | 2005年9月23日 (金) 15:59

恭子さんへ

先ほど、実家に来ていた姉と一緒に住んでいる姉と私とであんかの中身を話していたところです・・・結果、「あんた、あんかの中は豆炭でしょ」と口をそろえて言われました・・・苦。

慌てて、こちらへ戻ってきたところです。恭子さんのやさしいお言葉にほっと胸をなでおろしているところです・・・はい。ありがとうございます。

ところで、「たどん」って掘りごたつの中には使用しないでしょうか?家にその球体の「たどん」があったような気がしてならないのですが、当時家で使用していた電気意外の暖房器具は、火鉢と掘りごたつとあんかなんです。姉に聞こうと思ったのですが・・・ご面倒かけますが、すみません教えて下さい。

今、写真をしみじみ見ていたら、懐かしいはかりを発見。これ、うちの店にもありましたよ~。
電動のはかりを買ってからも家の父はこのはかりで米を計っていたなぁ・・・しみじみ。

投稿: まさこ | 2005年9月23日 (金) 21:44

恭子さんへ

忘れていました。みかんを火鉢であぶるのは、皮もそのままであぶりますが、理由は甘くないみかんを甘くするためです。ただ科学的根拠はなにもありません。あくまでも家のおばあちゃんが言ったことですので、やらないほうがいいかも・・・。

投稿: まさこ | 2005年9月23日 (金) 22:01

まさこさんへ
  コメント二つ、どうもありがとうございます!
そうでしたか、やっぱり豆炭でしたか~(^o^)
いえ、実際のところ、豆炭でなければならないというわけではないのでしょう。「豆炭あんか」には「豆炭」が、形と大きさがちょうど良いというだけのことだと思います。
うちでは、それこそ、製造の途中で割れてしまった「たどん」のかけらを入れたりもしていました。
  そして~、出ました―\(^O\)(/O^)/掘りごたつ――!!その中ではまさに「たどん」や炭が大活躍だったことでしょう。
うちにもありました―!懐かしいですねえ~ヽ(*´▽`*)ノよく消しゴムがどこかへいったと思ったら、中に落ちて燃えてた、なんてことはありませんでしたか?「なに?この臭い??」で騒ぎになって気づくという。。。私だけかしら(へへ;
  お父様があの昔ながらのはかりをご愛用でいらしたとのこと。あれって、ただ機械任せで誰でもすぐに使えるというものではなく、使い手の“長年の勘”が試されたり、活かされたりするようなものですものね。きっとお使いになる甲斐がおありだったのでしょうね(*^-^*)
  そして、みかんの謎~❤なるほど!甘くなるような気がするから不思議ですね!渋柿をお天道様に干すのと同じ道理でしょうか――納得!どうもありがとうございました(☆人☆)

投稿: 恭子 | 2005年9月23日 (金) 22:46

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/117167/6072688

この記事へのトラックバック一覧です: 古道具?:

« 「春の雪」 | トップページ | 秋分 »